ポケットに仏像シリーズ
十文字美信さん撮影による「ポケットに仏像」シリーズが長らく絶版になっています。
1993年に出版されたものなのですが、私は即購入していました。
ちょうどその頃、私の中で仏像ブームがありまして・・・
この本には3Dメガネが付いていて、覗いて見てみると、仏像が立体的に見えるわけなんです(笑)
関西の人ならともかく、仏像を見たいと思っても、なかなか気軽には京都にいけませんよね?
そういう時に、この本をポケットにしのばせておいて、見たいと思った時に目の前に仏像が3Dで現れるというわけなんです(笑)
版型(本のサイズ)も、ちょうどジーンズなどのポケットに入るよう、新書くらいの大きさになっており、「ポケットに~」のコンセプトに忠実に作られています。
「ポケットに仏像」がvol.1~3まで出て、その後「ポケットに平等院」(笑)が出て、そこでシリーズが終わってしまいました。
仏像界を盛り上げるという意味と、もう一つの意味として、こういったちょっと遊びの入った本が出版されることというのは、やはり出版業界もある程度景気が良くないと出来ないことでもありますので、ぜひ景気が回復して、またこの本が再び日の目を見ることが出来るよう、MJと一緒に頑張りたいと思います。
最近本を読んで知ったことなのですが、怪奇大作戦の中で、脚本家の佐々木守氏は「京都買います」が一番好きだと発言をしていました。
ポケットに仏像 / 新潮社 (絶版)
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