キングジョー&ブラックやろ・・・

毎日新聞2017年2月9日の夕刊に、トラベルライターの兼高かおるさん(88)の記事が載っていました。

今までにも目にしてきたとは思うのですが、いわゆる「匂わなかった」ということで、特に気にせずにいたんです。

この記事のさわり「日本人のマナーは超一流・・・」を読んで、これはもしや・・・と思い、読み進めていくとやはり。

「最近は日本の国力が落ちているような気がします。

 世の中が『平等』ということを言い過ぎることが原因の一つかもしれません。優秀な人を 

 伸ばさねば国力は落ちてゆきます。みんな手をつないで一緒にゴールインなんて、まとも

 な顔をしていう人の気がしれません、おかしいでしょ。

 富についても同様だと思います。富があるからこそすぐれた芸術や文化が生まれた側面も 

 ある。経済は人の生活を左右する。トランプ氏(現大統領)の豪華な自宅を訪問した安倍

 晋三首相はどう感じたでしょうね。

 私は、いわゆる貧乏旅行にも賛成できないのです。だって日本人は貧乏じゃないでしょ。

 せっかく海外へ行くのならお金がなければ見られない芸術を見る、おいしいものを食べ

 る、その経験が「宝物」になります。」

やはり私の嗅覚は正しかった。

お金があって出来ることなんて誰だって語ることが出来る。

大事なのは、お金のある・なしに関わらず得られた経験ではないだろうか。

この方は、お金のある場合でしか人生を経験していないわけでしょう?

そうしたら、お金がなくても得られる宝物の経験はないわけだ。

ずいぶん海外に行かれたらしいですけれど、海外に行って「日本に足りないと思ったところ」を教えてほしいな。絶対にあるはずなんだから。

それに気が付かないのならば、申し訳ないけれど才能がないのだと思う。

場所によっては「ジャーナリスト」なんて言葉でも形容されたりしているけれど、ジャーナリストって主観で語るのではないからね。事実を客観的に伝えられなければならないから。

海外に多く出かけていれば国際感覚を持っていると勘違いするのは、先輩的に言えば「ジャップ」ですね。

当然外に出れば、今まで気が付かなかった日本の良さに気が付くという面もあるでしょう。

しかし、同時に日本に欠けているものにも気が付くはずなのだ。

昭和の右肩上がりの時代に、たまたまお金を持ってしまった人が、そのままの感覚を引きずっているだけでしかない。

曽野綾子にそっくりだわ・・・と思って、続いて読売新聞の同日の夕刊を見てみたらびっくり!なんと、二人で一緒に本を出していたのです。

私、こんな人達が姑だったら、いくら愛があっても離婚になるのは必至です・・・




キングジョーとキングジョー・ブラック





「徹子の部屋」に出たらしい・・・




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