反モンサント・デモに行った

きのうは、銀座で反モンサントのデモがあったので、長男を連れて行きました。

結構、男性の参加者が多かったのが意外でした。本当は、食材を取り扱う機会の多い女性のほうが関心を持つべきだと思うのですけれどね。

出発前に、集合場所の公園内に2人、ホームレスの方々がぽつん・ぽつんといたので、去り際にそれぞれに500円ずつ渡しました。

2人とも別々の場所にいましたが、どちらも一旦は遠慮なさったので、「タバコでも買ってくださいヨ」と言うと、それもそっか?という感じですんなり受け取って下さったので、もしホームレスの方を見かけてちょっと何か助けたいなと思ったら、この「タバコでも・・・」作戦は使えるので覚えておいて下さい。


日本モンサント㈱のビルは、思っていたより大きくなくて、ビル全体を借りているのかと思っていたら、6階を借りているだけでした。

モンサントも問題なのですが、日本では住友化学のほうが問題あると思うんですよね。

モンサントを追うならば、その業界自体を追う必要があると思います。グローバルな競争ですから、決して1社に一人勝ちさせないように他社も動いているはずですから。


小学校6年生の時の社会科の授業で、資料集を見た時に、日本が海外からどれくらい穀物を輸入しているかという円グラフが載っていました。その時に既に、円グラフの中で日本が占める割合がショートケーキくらいの割合しかなくて、授業中に「もし海外から「日本には売りません」と言われたらどうしよう・・・」と想像して背筋が凍った記憶があります。

今の日本の状況って、「嫌なら売らないまでだけど?」って言われているのに等しいのではないでしょうか。

政府が就農について積極的に考えだしたって、問題が表出してからでは遅いですよね。30年以上前に小学生の私でさえ円グラフを見て「ヤバイ」と思ったわけですから、当時の政治家は原発なんかのことより農業の未来を考えなければならなかったはずでした。

いや、政治家だけの責任ではない。それは経営者や消費者の責任でもあったはずだったのです。

だから、今起きている問題は自分達が引き起こしている問題だということに気が付いてほしいと思う、いや、気が付く「べき」だと思います。


イヤなんです。

食物の形をした食物でない物。

人間の形をした人間でない者。