障害は個性か
たまに聞かれる言葉だと思います。
皆さんはどう思いますか?
私は明確な答えを持っていて、私の答えは「障害は個性ではない。障害は障害である」です。
この言葉って、本人がそう言っている場合・または密接に関係する人(例えば親や兄弟)が言っている場合と、ちょっと距離がある人が言う場合では意味が違うんです。
私が、障害のある長男を育てる上で生じる具体的な問題を表した際に、元ダンナの母親とその妹に言われた言葉、「○○ちゃんのことが受け入れられないのか」「そうよ、個性よね」
これは、問題のすり替えなのです。
具体的な問題を提起しているのに、それに関与したくないための全くの精神論なのです。
特に、元ダンナの母親には「○○ちゃんの障害は「治る」」という言葉は散々言われました。
その都度、私は「障害なので、改善することはあっても「治る」ことはないんです」と言っていたのですが、「○子さんはそんなに怒るのはおかしい。ノイローゼになっているのではないか」などと言われ、「ああ、もしノイローゼになっているとしたら、それは息子のせいではなくあなたの「治る、治る」と言う言葉によってです」と思っていたのですが。
もし、障害を個性だと簡単に言う人がいたら、その人の根底には「障害があるくらいで甘えたこと言ってるな」という意識、絶対に持っていると思います。
障害は障害であり、そのゆえに生じる問題があるのですから、それを個性という言葉で問題がないようにしてしまうのは、話をすり替えたいからなのだと思います。
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