三歳児神話

こどもの成長には、母親の愛情が一番に不可欠であり、三歳までは母親は就労をせずに育児に専念すべきだという考え方のことです。

元ダンナの両親は、まさにこれでした。

元ダンナの父親のほうは、ちょっとニュアンスが違っていて、愛情が不可欠という観点よりも、「育児は女の仕事」という観点が強かったと思います。

(元ダンナの父親は、石原慎太郎に言うこと成すことそっくりなのです。)

結婚した時には、私は正社員で働いていたので、産休・育休を取りました。

職場に復帰する際に、元ダンナの母親からこう言われたのです。「パパ(元ダンナの父親のこと)も働いてもいいと言っているから」と。

なんで私が働くか働かないかの問題に、許可をもらわなければならないのか疑問でしたが。

この三歳児神話の元ダンナの両親のそばで、重度知的障害を持つ長男と、通常発達とはいえ2歳違いの二男を、三歳児神話の原則のもと、閉塞的な環境で過ごさなければなかった私の立場は、その立場にならなければわからないものなのでしょうか。

障害児の育児に三歳児神話の組み合わせ、悲劇としか言えません。

「レスパイト」という言葉をご存知でしょうか。

介護者の一時的な休息や息抜きのことで、レスパイト・ケア、レスパイト・サービスなどとも言われます。

障害児を育てているお母さん方、そしてそれを支えているお父さんや周囲の方に伝えたいです。就学前くらいの年齢までこそ、レスパイトが必要です。その時期を乗り越えたらあとは段々落ち着いてきますので、積極的にレスパイトを考えて、大変な時期を乗り切ってくださいね。





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