よく見てるね
重度の知的障害があり、特別支援学校に通っている長男ですが、IQは18。
このIQというのは実年齢に対して算出されるものなので、年齢が上がれば上がるほど、通常発達の子が出来ることに対しての差というものが開いてくるので、IQとしては下がる一方なのですが、本人が以前と比べて出来るようになっているという部分で見るとそれは明らかにあるのです。
IQがではなく、本人が以前と比較してひとつでも少しでも出来るようになること・わかることが増えていけばそれでいいのです。
手がかかって楽ではない部分もありますが、楽しいことも多いので、楽しいことやかわいい部分も知ってもらいたいなと思います。
最近あったことですごいと関心したことを一つ。
冷やし中華を作っている時に、材料をテーブルの上に全部出したつもりだったのですが、ハムだけ出していなかったのです。そうしたら、長男が私の背後で「ハム…ハム…」とつぶやいており、長男は「ハムが揃っていないよ」ということを私に伝えてくれたのです。
「冷やし中華にはきゅうりやトマトや卵焼きなどの材料があり、その中で「ハム」と呼ばれる材料が不足している」という状況を言葉で伝えてくれたのです!
そのまた後の日、また冷やし中華を作った時、今度はハムは材料の中にあったのですが、切り終わった材料の中にはなく、ハムはまだ包丁で切られていない状態でした。
そうしたら長男はまた私の背後から「ハム…ハム…」とつぶやいて、「ハムがまだ切られていないよ」ということを私に伝えてくれたのです。
単に、ハムが好きなだけなんじゃないの?と思うかもしれませんが、そうではないんです。
毎日、私の背後でお料理が出来るまでの工程を見ているので、台所じゃない場所で別のことをしている二男よりはるかに長男の方が、お料理の工程を知っているのです。
例えば、パスタが茹で上がりそうな時にザルを渡してくれたりとか、ポテトサラダのじゃがいもをつぶしている時に、マヨネーズを渡してくれたりとか(笑)
かわいいし、意外と楽しそうでしょう?
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