一家に一冊は置いておきたい本
私の愛する人が、ツイッターで教えてくれた本「日本国憲法」をアマゾンのマーケットプレイスにて購入、本日到着しました。
完璧だ・・・
日本国憲法の条文のあいだあいだに、写真を29枚差し込んでいます。
最初は地球を宇宙から眺めた写真。次は、日本全土を宙から撮った写真。次は瞳をアップにした写真。(よく世の中を見つめていきなさいというメッセージか?)
それから憲法の前文に入り、終わりの百三条まで写真をはさみつつ展開、その後は旧憲法の大日本帝国憲法を掲載し、日本国憲法の英文、写真の説明(・・・といっても、どういう意図で載せましたという説明ではなく、場所や写真家の説明)
足りなくもなく、多すぎもしない。構成が完璧です。
憲法の文言には、漢字に全てルビが振られています。そして、ややフォントの大きさがおおきいんじゃ?と一瞬は思うのですが、それもちゃんと考えて作られているのでしょう。
小学生やまたはお年寄りが読むに耐えられる本を作ろうと思ったのでしょう。
国語の教科書のように、2段組みの上の段に憲法の条文、下段に文言の説明をずらりと並べています。言葉の意味がわからなければ目的が果たせないのです。
この本は、憲法をよく読んで欲しいという本なのですから。実用書なのです。
復刊をし、理想としては小学校の卒業のお祝いとして、文部科学省は全ての児童に配布してほしいですね。
一家に一冊、毎日見なかったとしても、夏休みに暇だなーという時に、なんとなくパラパラっとめくってしまう・・・そんな感じでもいいから、家に置いてほしいですね。
1982年に出た本ですので、34年前!の昭和感バリバリですが、もし復刊するならば下手にリマスター?して写真をきれいにしてしまうより、この昔っぽさそのまんまを生かしたほうがいいと思います。受け継がれてきた感がありますからね。
34年前にも、大事に思う人達(出版社)がいたんだという記録でもあります。
写真家は、知っている人は篠山紀信と岩合光昭さんくらいしかいませんでしたが、写真の良しあしを見るという本でもないので、その辺りはあまり重きを置かなくてもいいかもです。
(というか、良し悪しが判断出来ない位、写真は荒いです(笑))
アマゾンのマーケットプレイスで1円で出ていました。
憲法学者の木村草太さんにぜひ贈りたい本です。(もう持っているかも?)
今こそ復刊を!
(挿入されている写真の内容は、日本の四季や富士山、夕焼けなどの景色ですが、個人的に一番気に入ったのは、田舎のおばあちゃんが笑っている写真と田んぼの中で一人農作業をしている人が写っている景色です。やはり、こういう人達が笑顔でいられたり、たとえ細々とでもなんとかがんばってやっていける暮らしというものを、憲法が保障していかなければと思いますので)
(追記)
復刊ドットコムに投稿しようと色々と調べたら、2003年にまた出ていました!
うれしいです!
リアル書店では面陳か平積みで推すべき商品ですが、リアル書店員さんにはぜひそのようにお願いしたいと思います!!
差し(1冊棚に差すこと)でもいいから店頭に置いてくださいねっ。
日本国憲法 / 写楽BOOKS(小学館)
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