「日本スゴイ」じゃない
最新号の週刊文春に、幕内秀夫さんの対談が載っています。
幕内さんといえば、ベストセラーにもなった「粗食のすすめ」のお方。
発酵食が専門なんですよね。
お味噌とかヨーグルトとか納豆とか。
広島の原爆の際には、お味噌を摂るのが良いとされていたとか、よく知ってるなと感心しました。(たしか、チェルノブイリの時にもお味噌がよく売れたとどこかで見た記憶がある…)そのため、私もお味噌は積極的に摂るようにしています。
対談の中で、幕内先生が言っていたことなのですが、世界遺産にも認定された「和食」とか「富士山」って、決して「日本スゴイ!」という観点から認定されたわけではなく、失われつつあるものに対して、ユネスコが保護していきましょうということで認定をするらしいのです。
なんか、この話を熱く「そうじゃあないんですよ」と語る幕内先生に好感をいだいてしまいました。だって、一般的な持ち上げ方ってそうじゃなくて、「スゴイでしょう!」ですよね。やはり、日本人の感覚ってちょっと屈折しているというか、そんなに褒められたいか?という感覚って、いったいどこから来るのでしょう。
島国根性?でも、同じ島国でも、イギリスだとちょっと違う気もするし・・・
イギリスだと、world heritageつっても、即「イギリス、スゴイ!」にはならない気がするんですよね。もっと冷静に受け止める気がする・・・それこそ、保護的観点から。
ナショナル・トラストとかあるし・・・
やはり、日本って、1世紀分くらいは間違いなく遅れているんだね、きっと。
0コメント