マシュウの愛
「赤毛のアン」の素晴らしいところは、血の繋がっていない家族愛というものが在りうるんだということが描かれているところです。
日本でもそういう家族は一昔前まではあったはずなのですが、今では想像するのが難しくなっていますよね。
全体からみてやはり日本では現在そういう家庭は少ないのだと思います。
孤児院から手違いでマシュウとマシュウの妹のマリラのもとにやってきたアンは、がんばって勉強をして、トップの成績で奨学金を得て大学に進学します。
そして、やはり本来は男の子をもらうはずだったマシュウとマリラに、自分が男の子でなくて申し訳なかったという思いが気がかりとなっていました。
でも、そんなアンに「アンは私の自慢の娘じゃよ」とマシュウが言ってくれるのです。
(その翌日にマシュウは亡くなってしまいます)
女の子なんてまっぴらごめん!と言っていたマシュウの妹のマリラも、アンと一緒に暮らすうちにだんだんと変化をしていく様も、人間の成長を描いており、この物語の見どころとなっています。
↓ アニメ「赤毛のアン」のマシュウの感動の名セリフ
https://www.youtube.com/watch?v=g13jICH_znw
※ 脚本:高畑勲
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