フィクションとかノンフィクションとか
立花隆氏の発言でこんなのがあったよう。
「フィクションは読まない。人が頭の中でこしらえあげたお話を読むのは時間がもったいない」
http://hitomi.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1489842547/
個人的な意見だから、別に構わないんですけれどね。
一つ言っておきたいのは、フィクションの中に真実がないかのように受け取るのはちょっと違うんじゃないかなということ。
上記の発言、私からしたら「真実を伝えるために、有能な人が頭の中でこしらえあげたお話というのがフィクションである」ということになります。
「ワザ」が入っているのですよね。
事実がこうでした、ああでした、ということだけが真実を語るわけではないでしょう?
これは、小説家やミュージシャンだったらすぐに私が言っていること理解してくれると思うんです。
つい先日もこの話に関わることを話したばかりだ。
その方はミュージシャンなのですが、今自分がしている体験について「創作活動において想像だけでは限りがあるので、実体験を盛り込むという意味で、今起きている経験を眺めている部分もある」というようなことをおっしゃっていました。
目的は「伝えること」ということであれば、フィクションであれノンフィクションであれ、手法の違いがあっても同じはずです。
フィクションの中に真実・真理がないというような見方だとすると、ちょっと違うよねと言いたいですね。
冒頭の作家に関しては、もう限られた時間しかないからその中ではそうするしかない、ということだとは思って、少し同情はしますが。
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