国会を見よう
国会は、自分の関心が強い話を拾い見することが多く、なかなか全部を見られないのですが、きのうはたまたま、小池晃氏の順番を待つ前にあった公明党の質疑を見る機会があり、見てみたんです。
これが、ひどかったんです。
議員の名前忘れましたが(マイナーな人だと思います)、「公明党はSDGsやESDに積極的に取り組んでいます。総理のSGDsに対する決意をお聞かせください!」なんて言っちゃって、総理が「私といたしましても~」なんて言っちゃってですね、総理に花を持たせるような恰好。
第一、「決意をお聞かせください」なんて、質疑と言えるんでしょうか?
「先生、これでよろしいですよね?」「はい、その通りです」なんてことをわざわざ国会でやっているんです。
SDGsは、「持続可能な開発目標」で、主に外務省が管轄(JICAを想像すれば間違いないです)、ESDは「持続可能な開発のための教育」で、主に文部科学省が管轄です。
どちらも、日本全体からすれば、今この時期にそんな話題を出す必要なんてないんですよ。
取り立てて目新しいものでもないんですから。
私はたまたまJICAに関わる仕事をしていたことがあるので、SDGsとかESDとか言われても「ああ…」とわかりましたが、知らなければ「何か難しい話をしているから、きっと重要なことに違いない」とか思わせられるとでも思ったんでしょうね。
残念でした。
「総理の決意をお聞かせください」なんて質疑を、さも質疑をしているという風に見なしてはいけませんよ?
そんな質問、質問になっていないじゃないか。
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