JR烏山線
最近、自分の実家のほうを走る烏山線(=からすやま。とりやまではない)のポストカードやテレフォンカードなどをヤフオクで落札することに凝っています。
私の実家は栃木県那須烏山市で、JRの烏山線という電車が走っています。
電車になったのはここ最近の話で、先日まで ❝ 気動車 ❞ が走っていたのです。
私が幼稚園の頃に乗っていたのは、「キハ10系」というもので、マニアの中では評価の高い気動車らしいのです。
しかも、私の実家の最寄り駅である小塙(こばな)駅は、烏山線の中でも一番に人気の高い駅のようなんです。
この事実に気が付いてから、私が何となく感じていたこの駅のあたりの持つ文学性や芸術性は、やはり私だけが感じるものではなかったのだ!と確信をし、撮り鉄の方々にも関心を寄せるようになり、烏山線をブログに載せている方々のコメント欄に、感謝のコメントを寄せるということをしています。
色々見ているうちに気が付いたんですが、撮り鉄の方々の撮る写真って、決して電車の美しさだけを見ているわけではないのです。
たとえばこの小塙駅ですが、基本田んぼしかないのですが、田んぼを美しいと思っていなければこの良さはわからんだろう、というのが私にはよく伝わってくるのです。
しかも、相手がマニアならば私も私で、青々とした田んぼではなく、稲の根本がちょんぎってある冬の田んぼがたまらない。
そこに霜が降りていたらなおさらいい。
冬はつとめて。枕の草紙のような文学性だ。
いつか実家の駅の近くで撮り鉄の方を見かけることがあったら、声をかけて話をしてみたいと思う。
愛のある、いい趣味だと思う。
ヤフオクで落札したキハ10のポストカード。(小塙駅付近)
左手に映る赤い屋根の建物は養鶏所です(でした)
私が小学生の時に歩いた鉄橋
JR烏山駅に停車しているキハ10。
駅に幼稚園の先生がお迎えに来てくださり、幼稚園まで通い、烏山線に乗って小塙駅に着いて、お迎えに来てくれた祖母と一緒に歩いて自宅まで帰る。
行きたい場所まで運んでくれる人や列車があって、現在の私がいる。
だから私は ❝ 運んでくれる乗り物や人 ❞ のことが好きなんだ。
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