スケープゴート
・・・とは、キリスト教でいう「贖罪の山羊」、いけにえ・身代わりのことです。
この資本主義経済は、このスケープゴートを存在させることによって成り立っています。
自然に発生したというよりは、意図的に発生させているのだと思います。
派遣社員は、現代の奴隷制度です。
正規職員・非正規職員をそれぞれいい塩梅で存在させて、正規職員を「非正規のようになりたくない」、思わせてがんばらせるわけです。
その考えに縛られているという意味ではある意味、正規職員も奴隷なわけです。
私が話をする問題は、個人的なことであると同時に社会的な問題でもあるという意識があるため話をするのですが、そういった話をしていると、最後に「私に言われても困る」という人がいます。
「個別の問題」と重なるのですが。
私自身、今まで生きてきて「私に言われても困る」というこの言葉は発したことがありません。
一見、ごもっともに思えるこの言葉。それはそうかもしれませんね、あなたが決めたことじゃないのでしょう。・・・いや、本当にあなたが関わっていない話ですか?関わろうと思っていないだけではないですか?と私は問いたい。
私は同情をしてもらうとか単に愚痴を言いたいとかいうのではなく、意識の改革をしてほしくて話をしているのです。
結構な割合でこの「私に言われても・・・」の人達は存在をするのです。
「支持政党なし」の6割はこういった人達の割合でしょう。
原発の話をしても、「そんなこと言ったら、ダイオキシンとか光化学スモッグとか、色々浴びてるんだから気にしてたら生きてけないわよ」なんて言う。
そういうことを言うオバサンの家庭で、原発の話は家族の会話として出てこないのであろうか。それとも話をした結果、光化学スモッグと同じという結論になったのであろうか。
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