オバマ広島訪問について
youtubeでスピーチを聞きましたが、特に感銘を受ける場面はありませんでした。
内容は「核っておそろしいものですよね。さぞかし大変だったと思います」というようなことばかり。オバマって、前から思っていたのですが、なんかサラリーマン的なんですよね。
決められた枠内で最大限動くということが上手というか。
あれを良しとするならば、今後もそうなりますね。
原爆を落としても、70年後くらいに投下したほうの大統領が被爆地を訪問して、被災者を抱きしめればそれでOKって。
ネットでは、被曝者自身が少しは救われたって言ってるんだったらそれでいいんじゃない?という声もあるようですが、それは違うと思います。
何故なら、核兵器の問題は当事者だけの問題ではないからです。
核兵器の使用または保有そのものについてどうなのか、という問題ですから、そういう意味では、私もあなたも当事者なのです。
この折に、前広島市長の平岡敬氏の岩波新書「希望のヒロシマ」を読んでいますが、ちょっと切ないです。
このまま時間の経過と共に、被爆者の思いは消されていってしまうのか。
日本とアメリカだけの問題ではなく、全人類の問題であるという立ち位置で考えたいと思います。
オバマがアメリカに帰って、「日本人、あのパフォーマンスにほろっと来ちゃって、チョロイ、チョロイ」なんて談笑している姿を想像すると腹立ちますね。
大体、テレビのキャスターが「・・・オバマ大統領が、個人としてどのような発言をするのか注目です」なんて言っていましたが、アメリカの大統領がそんな重要な場面で個人的な発言なんてするわけないじゃないですか。
希望のヒロシマ ~市長はうったえる~ (岩波新書)
0コメント