狂牛病を思い出して
狂牛病は、肉骨粉を溶いたものを子牛に飲ませていたところから、その病原体がプリオンという物質だということで、発生源が「飼料」にあるとされているものです。
きっかけは、イギリスで肉骨粉を子牛に飲ませていたところ、オイルショックがあり、牛の骨を茹でる原油価格が高騰し、コストを落とすため茹でる温度を下げ時間も短くしたことから病原体が発生したとされています。
子牛としても、本当はお母さんのお乳を飲みたいわけなのですが、溶いた肉骨粉しかないといわれればそれを飲むしかありません。
(この辺りの話は、学者の福岡伸一氏が専門で、彼の著書には必ず狂牛病のことが書かれていますが、入門書として「生命と食 / 岩波ブックレット(価格500円)」が最適かと思います。薄い本なので15分くらいで読み終わります。)
狂牛病が出現したことにより、私達は家畜の飼料に疑問を持つようになりました。
「トレーサビリティ」という言葉も聞いたことがあるかと思います。(トレーサビリティ=生産者などを追跡出来るシステムのこと)
私はここ15年の間、スーパーで売っている牛肉・豚肉・鶏肉を食べていません。トレーサビリティに厳しいとされている宅配から取り寄せています。
だからといってそれで良しともしておらず、3.11後はまず牛乳を飲むことをやめ、牛肉を食べることをやめました。
現在ではそれに加えて豚肉と鶏肉も最小限にとどめて摂っています。
お魚も、特に養殖のものには気を付けています。
最近の新聞の記事で、福島でカリウムを散布した牧草を食べた牛が急死したという記事を見ました。(何頭死んだのだろうか)
また別の新聞では、福島県のお米の生産を主食米から飼料米に変え、その生産量を5倍に増やすということや、または福島県のお米を海外に輸出ということも行なわれるそうです。
↓ 牧草
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-05-26/2016052605_04_1.html
↓ 米
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2015/05/post_11766.html
↓ 米
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160525-00000056-fminpo-l07
↓ 魚
http://www.huffingtonpost.jp/konomi-kikuchi/salmon-from-chile_b_10162068.html
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