エルビス・コステロ考

安保法案可決後、すぐに思いついてアマゾンのマーケットプレイスから取り寄せた古書が、ジョージ・オーウェルの「動物農場」と、小林多喜二の「蟹工船」でした。

ファシズムを取り扱った作品として、動物農場は有名ですよね。安倍政権を見て、これは動物農場をまた読み直そう!と思ったのですが、時間が取れずまだ読み直していません。

The Kinksの「Animal Farm」って、ジョージ・オーウェルのこの小説のことでしょうね。

「蟹工船」は、小林多喜二が共産党員だったことを思い出し、これも読み返そうと思ったもの。蟹を捕る船に乗る労働者の悲哀を描いたプロレタリア文学です。

この蟹工船と、エルビス・コステロの「shipbuilding」が私の中で重なり、しばらくyoutubeで聴いていました。どちらも海辺の労働者の話ですし。

エルビス・コステロのファンを分析すると、

①ニューウェーブ前のパブロックやパンクロックが好きという人

②どのアルバムもおしなべて好きという人

③テリー・ホールに似たセンスの良さにより、いやおうなしに巻き込まれてしまった人

・・・の三種類に大別出来ると思います。

私は、これらのうちの③に当たります。

なので、全部を聴いていないからえらそうに言えないけれど、コステロの曲の中で一番好きな曲はこの「shipbuilding」です。

ロバート・ワイアットのほうももちろんいいんですけどね。この曲に関しては、作った人の勝ち!と感じます。ワイアットのほうは、所詮他の人の曲を上手に扱っているというか・・・ ハマっているなとは思いますけどね。

仕事で疲れて帰ってきた夜とかに聴くと、癒されますよ。



elvis costello and the attractions /  shipbuilding

https://www.youtube.com/watch?v=pIzcqfvi8RI