「あさが来た」の魅力

NHKで朝とお昼に放送している15分間のドラマ「あさが来た」をお昼の休憩時間に見ています。

この主人公の女性は、のちに日本女子大学や大同生命を設立する人です。

しかし、このドラマの見どころは、主人公自身の躍進というよりも、周囲の人々の関わり方のほうに主眼が置かれています。

今までのドラマは、一人の人をスーパースターに見立てるものが多かったのではないでしょうか。


前回の「個別の問題」につながる話ですが、私の離婚の際に、元ダンナから言われた言葉を思い出します。

私達に重度の障害児がいて、思うように働くことが出来ないとの私の意見に、元ダンナは「それが果たしてその子に問題があるからかどうか自分には疑問だ」と言ったのです。

要するに、私自身に問題があるというわけだったのです。

「こどものせいにしてんじゃないよ」と言いたかったのでしょうね。

こどもがいる女性が、男性またはこどものいない女性とほぼ対等に活躍することの困難さを理解出来なかったようです。


あさの周りの家族は、本当に魅力的な人達ばかりで、ああ。こういう舅・姑だったら、こういうダンナだったら・・・私ももっと羽ばたけるのに!と思っている世の中の女性達をとりこにして、いまやあまちゃんを超える視聴率になっているとのことです。


母親一人にスーパースター像を描かせるのは、周囲の人が一緒に関わっていく事を面倒がっているだけなのです。