言葉狩り

新聞やテレビやネットを見ていて、最近「?」と思うような事が多くなってきていますね。


昨年はJICAの仕事を請ける建設コンサルタントの会社で秘書をしていました。

外務省を退職したお二人の顧問の秘書です。

そのうちのお一人が、元ブラジル総領事の日本大使をなさっていたことがあり、私が「ブラジルの音楽が好きなんです」と言うと「ぼくはカエターノと同じマンションに住んでいたんだよ」と聞いてびっくりしました。

大家さんとその顧問とカエターノの3人だけ住んでいたそうです。

ブラジルの移民(奴隷)がアフリカのほうから連れてこられたんですよね、というと、地図を出して「ここらへんからも、ここらへんからも来たんだよ」と教えてくれました。

カエターノのことは「日本でいえば北島三郎みたいなもんでしょう(笑)」とおっしゃっていましたが。


Milton Nascimentoの「街角クラブ2」は、軍事政権下のブラジルで、表現の自由が奪われて自由に歌が歌えなかった時に、Miltonがスキャットで歌った曲です。

多くの人々が連れてこられたと歌っていますので、自分の祖先のことを歌っていたのでしょうか。 カエターノは亡命を余儀なくされましたが、Miltonは国内にいたのですよね。

2003年にブルーノート東京に3度目の来日で来た際にMiltonを見ることが出来ましたが、もしかしたらあれが最後の来日になってしまうのかな。

https://www.youtube.com/watch?v=bpC9EDFYotI



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