still ill

いやなニュースを聞く機会が増え、その都度暗い気持ちになります。

日常的な人それぞれの苦労はあったとしても、殆どの人が自分のことを好きだと思うのです。

人を殺してもいい代わりに人にも殺されていいという戦争の考え方は、私達のアイデンティティに関わる問題だと思います。

今は、心の中にひっかき傷が出来ている状態です。

The smithsのファースト・アルバムに収録されている「still ill」ですが、リリースされた時期を考えてみると、おそらくフォークランド紛争の直後に作られた曲だと思います。

人生は与えるものじゃなく奪うものだ。もう昔の夢に寄り添うことは出来ないよ。体が心を支配するのか、それとも心が体を支配するのか、ぼくにはわからない。橋の下でキスをしたけれど、今はもうただ唇が痛いだけだ。ぼくはまだ具合が悪いのかな・・・と歌っています。

「meat is murder」というアルバムも出したくらいのモリッシーですから、戦争などは耐え難いものだったでしょう。飛行機に乗るのさえ嫌がってツアーが出来ず、89年か90年頃に来日をした時には、「モリッシーが飛行機に乗ってやってくる!」と驚いたものでしたが。

今の状況を食い止めなければ、私の大切なものが失われてしまう。もう以前の私には戻れなくなってしまう、と危惧しています。

https://www.youtube.com/watch?v=tI5SqGFqbww




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