ブックトーク (ちょう)

息子の学年(小学5年生)のブックトークを先週行いました。

今回のテーマは「身近な生き物のこと、もっと知ってみたいな」です。

紹介した本を生き物別に分けました。今回は蝶です。

まずは「あめがふるときちょうちょはどこへ」

画像より実物の本のほうがきれいです。

あめがふるとき、ねこは雨があたらないように移動するし、うしさんもそうだし…。かえるさんは水の中にもぐるから雨にぬれてもあんまり関係ないか…って感じでお話が進んでいくのですが、「でもわたし、あめがふるときにちょうちょがどこに行くのか見たことないんですもの」…といって、「本当に不思議ね」ってままで終わるところがとってもいいなと思います。

不思議に思う気持ちを、突き詰めて調べるというだけでなく、そんなふうに「不思議よね」って思い続ける気持ちも大切かなって思うんです。

次の「ちょう」と「あげは」ですが、本を紹介する時に「みんなは「心が奪われる瞬間」ってありますか?」と子ども達に聞いてから話をしました。

息子の知り合いの子が「ある!コロコロコミックの発売日に、本屋の前まで来た時、そうなる!」と言いました。

「(笑)そんな感じです。私が最高に心が奪われる瞬間というのが、自分が育てたバラの花を見つめている時に、横からふいにあげはちょうが飛んできた時なのです」

…と話しました。

(こんな風に、話を聞いている人の意見も交えながらトークをすると、一方的に話をするより場が盛り上がります)

「この本を読んで私も初めて知ったのですが、ちょうは自分のサナギの殻を食べて成長するのだそうです。皆さんも、バラに限らずきれいな花を育てていると、どこからともなくちょうちょが飛んでくる瞬間があるので、ぜひきれいな花を育ててみて下さい」と話しました。

あめがふるときちょうちょはどこへ   /   金の星社


あげは /   福音館書店


ちょう   /   福音館書店